【ドイツのペットボトル】Pfandって何??
こんばんは。もえです。
昨日ハンブルクは、珍しく良く晴れてコートもいらないくらいでした。
アルスター湖の近くにあるジェラートの屋台には列ができているくらい。
私もアイスが食べたくなってしまって、まんまと買ってしまいました(笑)おいしかった。
さてさて今日は、日本にはないPfandの文化について。
ドイツの水事情について書いた記事も是非合わせて読んでみて下さい⬇︎
www.moelogmt.work
余談ですが、今日のドイツ語単語。
保証金、デポジット→Pfand
ペットボトル→Plastikflasche
ビン→Flasche
缶→dose
もくじ
Pfandって何??
Pfandとは、日本語で言うと保証金。英語だとdeposit(デポジット)です。
私も最初ドイツに来たときに、このシステムがあることは知っていたものの、そもそも日本でデポジットの文化に触れることがほとんどなかったので、言葉と意味自体にピンと来ませんでした。
少しニュアンスは違いますが、簡単に置き換えて例えるなら、飲み物の容器の借用代というのはどうでしょうか?
うーん。難しい。
ドイツのリサイクル文化はとても進んでいて、意識も高いです。
そのせいもあってか、このPfandが主流になっているのではないかと私は思っています。
お金が返ってくるとなれば、その容器はゴミには出さず、ちゃんと返却しようと思いますよね。
うまくできたシステムだなと毎度感心してしまいます。
お金の返ってくるもの
お金が返ってくるのは、基本的にペットボトル、ビン、缶です。
このマークがついているもの、もしくは、容器の側面にPfandがいくらなのかという表記がされているものは、お金が返ってきます。
初めのうちは慣れませんが、だんだんPfandの対象のものが何かわかってくるのと、目が慣れてきます。
しかし!ここが重要!!
ペットボトル、ビン、缶の全てが返金対象ではありません。
上記のうちのどれかであっても、先ほど写真で説明したマーク、もしくはPfandの表記がされていないものは返金対象外ですので、気をつけて下さい。
(最悪間違えて持って行ってしまっても、お店の人に「対象外だ」と断られるか、機械が吐き出してくれるので大丈夫だとは思いますが。)
ペットボトルでは、例えばフルーツジュースなどの容器は対象外みたいです。
逆に、先日紹介したような水の入っていたペットボトルはほとんどが対象です。
どうやったら返金されるの?
イートインのある飲食店では、ビンはその場でカウンターに戻しに行くと、そこでPfand分を返金してくれたりします。
(飲食店のペットボトルの場合、私は店舗で中身を飲み干したことがないので受け取ってくれるかはわからないです…。)
もう一つ、一番スタンダードな方法は、スーパーマーケットなどに設置してある機械を使うという方法です。
機械にペットボトルなどの対象物を投入して、出てきたレシートをレジへ持って行って返金してもらいます。
ちなみにこれは1つずつ投入口に入れるタイプ。
この機械の下の方にももう一つ大きな投入口がついていて、ビンなどをまとめてドーンと入れられるような仕様の機械もあります。
では、この機械の使い方を説明します。
Pfandの機械の使い方
機械に少し近づくと、実は使い方がちゃんとイラスト付きで書いてあります。
せっかくなので、このイラストに沿って説明しますね。
1.イラストにある、Pfandのマークのついているもののみを投入すること。この時、ペットボトルなどが変形していないこと。
この機械は、対象物についているバーコードを読み取っています。なので、もちろんペットボトルが変形していると読み込まないのですが、ペットボトルが変形していなくてもバーコードがしわになっていたり、よれていたり、汚れていたりしても、機械に読み込まれない時がありますので、入れる前に確認しておくと吐き出されなくてスムーズです。
2.中身が入っていないものを投入すること
3.一本ずつ寝かせて投入口に入れる
この時重要なのは、焦らず必ず一本ずつ入れること!!
一気に入れたりすると、機械のつまりや故障、エラーの原因になります。
4.最後に、全て投入し終わったらボタンを押して、レシートを発行する
だいたいは、わかりやすく緑のボタンが光っているか、タッチパネルにボタンが表示されているかどちらかです。
いずれの場合もわかりやすいです。
しかし、そのままお金を受け取らずに寄付するボタンがある機械もあるそうです。
私はまだ出会ったことがないですが…
その場合は、[Pfand]の文字に並んでおそらく[Spennde]の文字とかが隣にあるんじゃないかと思います。機械によって違うので、注意が必要です。
最後に、投入完了後ボタンを押すと、レシートが出てきます。
こんな感じ。
この写真の場合は、0.25€のPfandの対象品が2本で、合わせて0.5€の返金。ということになります。
このレシートは、レジに持っていくとその分のお金を渡してくれます。
が、だいたいは買い物ついでにこの作業も行うので、その時の会計からPfand分を引いてもらうことの方が多いです。
おわりに
このサービスは、もちろん観光で訪れた場合も利用できます。
そして、こちらに住んでいると当たり前のように使うサービスですので、対象物はしっかりチェックして、ゴミに出さずにお金を返してもらいましょう!
結構このサービス、私はドイツの中でも気に入っているサービスの一つです!
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