【ハンブルク】コロナウイルスの現状は?【3月上旬編】
こんばんは、もえです。
日本はコロナウイルスの話題で持ちきりで、生活も制限されストレス満載と聞きました…。
ドイツ国内での感染者も、前回の記事でお伝えした時には18人でした(2月26日現在)。
前回の記事からあっという間に2週間と少し経った現在のハンブルクの様子をお伝えしたいと思います。
まだ前回の、【飛行機・空港編】を読んでいない方は、是非そちらも合わせて読んで頂けると嬉しいです^^
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余談ですが、今日のドイツ語。
コロナウイルス→Coronavirus
マスク→Mundschutzmaske(n)
アルコールシート→Alkoholtücher
所在追跡表→Aussteigekarte
⚠️前回の繰り返しになりますが、コロナウイルス感染が疑われる場合などのホットラインや、インフォメーションサイトのURLを載せておきます。
保健所→Gesundheitsamt
連邦保健省ホットライン:030-346 465 100
患者救急相談:116117
ハンブルクの情報公開:Erkrankungen mit neuartigem Coronavirus - hamburg.de
各州のホットラインと緊急相談、情報公開などの一覧は以下から見ることができます
新型コロナウイルスにかかる緊急連絡先(ホットライン等) | 在ドイツ日本国大使館
(在ドイツ日本国大使館HPより)
もくじ
3月14日頃の感染者数
現在、ドイツ国内の新型コロナウイルス感染者数は2369人までにのぼっているのだそうです。(2020年3月13日現在)
前回のブログからちょうど10日間ほどですが、こんなに一気に広まるとは正直思っていなかったです。恐ろしい…。
しかもこの2369人という数字ですが、3月12日、つまりこの前日と感染者数を比較すると、1567人も増加したことになるのだとか。
1日のうちに1500人ほども感染が確認されているのは驚愕でした。
また、現在ハンブルクを含んでいる北ドイツでの感染者は478人。
うちハンブルクでの感染者数は121人だそうです。 (両データともに2020年3月13日現在)
引用元Coronavirus-Blog: Die Lage am Freitag, den 13. März | NDR.de - Nachrichten - NDR Info
↑こちらのURLのサイトは北ドイツのウェブニュースページへと繋がっており、コロナウイルスの情報などが比較的迅速に得られるため、個人的には頻繁にチェックしていてオススメです!
ドイツ国内におけるコロナ対策の変化
3月4日頃
ドイツ国内の感染者数が200人を超えた頃から、海外からの入国者に対する所在追跡表(Aussteigekarte)の導入が始まりました。また、その対象となる国は中国、日本、韓国、イタリア、イランとなっていました。
この所在追跡表ですが、3月4日に在ハンブルク領事館からのメールに添付してあった、日本訳付きのもののリンクを参考までに貼っておきます。
(※時期によっては内容が変更されている場合がありますので、必ず確認の上機関へ提出して下さい)
https://www.de.emb-japan.go.jp/files/000572416.pdf
3月7日頃
この頃からようやく入国制限の措置や空港での検疫強化がなされたそうです。
入国制限は韓国とイランの一部からの入国者、検疫強化については中国の一部からの入国者などでした。
3月9日頃
この時点でドイツ全土での感染者が1000人以上確認されたという知らせが在ハンブルク領事館からのメールにありました。
また、日本政府がドイツ全土、及びスイス、スペイン、フランスに対して感染症危険情報「十分注意してください」(レベル1)を発出しています。
そして、ここがまだ少し能天気な対策手段だなと個人的に感じた点なのですが…せっかくなのでメールの原文を載せておきます。
シュパーン連邦保健大臣は,1000人規模のイベント自粛要請に加えて,今後2~3か月の間は,例えばクラブ(ナイトクラブ)への訪問,誕生日パーティーや各種団体会合について,止めることができないほど重要であるか良く検討するよう推奨しています。
この文、訳のニュアンスのせいなのか、国民的には大事なイベントだからなのか、やはり自粛する内容が日本とは全然違いますね…。
と、少し笑みがこぼれました(笑)
ハンブルク内での感染者数
前回の記事でお伝えしたハンブルクの様子としては、2月24日現在まだハンブルクでコロナウイルスの感染者は出ていない。というところまででした。
2月24日時点での日本とドイツ、ハンブルクの感染者数の詳しい数字は前回のブログに載っていますので、是非合わせて参照ください。
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そして、ハンブルクでの1人目の感染者が確認されたのは、2月28日でした。
この1人目というのは、ハンブルクのエッペンドルフにある大学病院クリニック内の小児科・青少年科の医師でした。(Kinder- und Jugendmedizin am Universitätsklinikum Hamburg-Eppendorf (UKE))
しかし、大事には至らなかったようです。確かイタリア旅行に出かけていたとか。
参考:Coronavirus in Hamburg: Virus erreicht Norddeutschland | tagesschau.de
この大学病院、通称UKEはハンブルクの中央にあるアルスター湖の左上あたりに位置しています。
ハンブルクの中央駅(Hauptbahnhof)からは電車やバスなどで20分ほど離れた場所にあります。
1人目の感染者が確認された翌々日くらいに、私はUKE関係者と会う予定があり、このコロナウイルスについて聞いてみると、このウイルスが通称「Corona」という名前で呼ばれていることを、今回の感染者確認を受けて初めて知ったと言っていました。
この頃はそれだけまだコロナウイルスの認知度が低かったということがわかりますね。
そして10日ほど経った現在では121人の感染者がハンブルク内で確認されているそうです。(3月13日現在)
ハンブルクでも物資確保がカギ?!
先週頃、いつも通りスーパーに行くとパスタなどの乾麺のコーナーや冷凍食品、スープ缶の棚がスカスカになっていて驚きました。
日本では、トイレットペーパーや女性用品の買いだめがニュースになっていた頃でしたが、感染者が一気に増えてハンブルクの民も危機感を感じ始めたのか、ビックリな光景でした。
おそらくこの買いだめは、感染が疑われる場合に自宅待機が命じられるケースが増えてくることを懸念してのことだと思われます。
そして昨日スーパーに行ったら、石鹸のコーナーもスカスカになっていました。
これも、感染予防の有効な手段として手洗いうがいを実施するようにという通達があったからだと思われます。
乾麺のコーナー
石鹸のコーナー
ただ、先週の経験則から、消費量が以前に比べて一気に増えたため棚が空になるペースが早いだけで、週が明ければ比較的以前通りの在庫量になることがわかりました。
ちなみにトイレットペーパーなどはまだまだそのような状況は見受けられません。
そして、2月下旬の時点でアルコールシートとマスクに関してはどこにも在庫がない状態でしたが、今もなおその状況は解消されていない様子です。
というか、入荷をストップしている状況と思われます。
どこのドラッグストアや薬局に行っても、そのコーナーだけ常に空っぽです。
おわりに
コロナウイルスが出た当初、世界的にこんなにも騒ぎになるとは正直思っていませんでした。
また、マスクが売っていないという状況から見ると普通なのかもしれませんが、未だにマスクをして歩いている人に出会ったのはこの半月で3人ほどです。
この様子を見るとまだまだ感染は広まっていきそうですね。
さて、コロナウイルスに関する報告はまた定期的にしていきたいところですが、あまりにもこの話題ばかりが続いてしまうと、ただでさえ世界中の人の気が滅入っていると思うので、次回は違うテーマを挟みたいなと思っています^^
リクエストなどありましたら是非是非ご希望お聞かせください!!
また長い記事になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。
☘この記事のテーマについて追記してほしい内容や、ご質問などありましたらお気軽にコメント下さい。