もえログ

ドイツでの語学留学生活について書いています。現地で気になるアレやコレの使い方や、生活用品、そして食べ物をたくさんの写真と共に紹介しています!【写真アカウント➡︎https://mobile.twitter.com/moe_cam_】

【留学準備③】ドイツでの家探し(後編)WGアプリの使い方

こんばんは、もえです。


さて今日は、昨日のドイツでの家探し(前編)に続き、続編です。

前編では、ドイツで住むにはどのような方法があるのか、シェアハウスの種類などを細かく解説していますので、まずはそちらを合わせてチェックしてみて下さい!
www.moelogmt.work




私はいまハンブルクのシェアハウス、いわゆるWGに住んでいます。
そんな私が、どのように今住んでいるWGを見つけたのかを紹介したいと思います。



余談ですが、今日のドイツ語。
住まい→Wohnung
シェアハウス→Wohngemeinschaft
同居人→Mitbewohner
家賃→Miete
敷金、保証金→Kaution
部屋→Zimmer
キッチン→Küche
シャワー→Dusche
浴槽→Badewanne
家具→Möbel
家具付き→möbliert

ab→期限を表す際の、〜から
bis→期限を表す際の、〜まで


もくじ

シェアハウスを見つける方法

これは前編の、一人暮らしの住居を見つける方法でもチラッと書きましたが、シェアハウスでも同様に、自身の所属機関からの紹介在独日本人の掲示居住地域の掲示アプリ不動産屋に直接行く。などがあります。


しかし、居住地域の掲示板や不動産屋に直接行くには、もちろん英語やドイツ語ができないと話になりません。

私ももちろんドイツに来る前に英語もドイツ語も全然できませんでしたので、この方法は却下しました(笑)


では、どのように私が今の家を探したかを、次でご紹介します。


ドイツに留学経験のある知人に聞く

住居だけでなく、ビザや保険の準備など、渡独前に日本でしなければいけない準備は山ほどあります。そのため、他の準備のことも含めて既にドイツへの留学経験がある知人と連絡を取り、根掘り葉掘り聞きました


その知人は、ハンブルクではなくベルリンに留学したことのある方でしたが、基本的な手順は同じ事も多いので、色々な話を聞くことができました。


その知人自身は、そのまた知人からの紹介で住居をゲットできたそうです。


でも、それでは私の参考にはならなーーーい!!(笑)


すると、その知人の友達がどのように家を探したかを教えてくれました。
ありがとう!!

なんとアプリを使って探したといいます。



アプリでシェアハウスを探す?!



確かによく考えてみれば、日本でもスー◯、ネットで賃◯とかアプリで家を探すという行為自体はメジャーになりつつあるけども、海外のシェアハウスをアプリで?!

と最初は少し驚きました。


でも、私もそのアプリを見てみると確かにすごい募集の数…。これまた驚き。

このアプリについてはこの後詳しく説明します。



やはり留学経験のある人に聞くと、同じように留学している人や準備をしている人の情報が入ってくる。というのはまず間違いないですので、人を頼って連絡を取ってみるというのは本当に有効な手段です。



アプリ紹介!WG-Gesucht

このWG-Gesuchtこそが、シェアハウスを見つけるためのアプリ。

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Apple版▶︎https://apps.apple.com/jp/app/wg-gesucht-de-find-your-home/id1084293678
Android版▶︎https://play.google.com/store/apps/details?id=com.wggesucht.android



ちなみに、アプリ内でモードを切り替えると、募集者側となってルームメイトを探すこともできます。なんて便利なアプリなんだ。

このアプリでは、ドイツ国内のBerlin、München、Hamburg、Köln、Frankfurt、Stuttgartの6都市から地域を選択して家を探すことができます。


アプリの使い方

登録と住まいを見つけやすくするコツ

アプリは無料ですが、アプリにメールアドレスや名前、任意ですが写真を登録してから利用できる仕様になっています。


アイコン写真は設定しないとプリセットのまま、性別ごとの灰色の人型アイコンの写真が使われますが、私の経験上、自分の写真を使った方が何も設定していない時と比べると、相手方からの返信が来る確率が格段に上がります



私も登録したての時は、海外と連絡を取るのにアイコンの設定なんて怖いからいいや。と思って設定せずにプリセットのままだったのですが、いくら返信を待てどなかなか返ってこない所が多すぎる…。と問題に思い、アイコンを設定してみることにしました。

写真には、自分の顔写真を使いましたが、サングラスをしていて顔の全てはわからないものを使いました。

すると、返信が来る物件が明らかに増えました!!


よく考えてみれば、日本から留学で行きたいです。と言っている人物がアイコンがプリセットで得体の知れない外国人なんて…。そりゃ向こうも受け入れたくないですよね。


モードと基本画面

先ほども少し述べた通り、このアプリには家を探すモードとルームメイトを見つける2つのモードが存在します。


家を探すモードでは、テーマカラーがオレンジになっていて、希望の家の条件を入力してアプリ内で検索をかけ、家を見つけます。


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上記の画面になっていれば家を探すモードになっています。



ルームメイトを見つけるモードでは、ユーザーがあらかじめ入力した詳細なプロフィール(あとで書き換えたり、付け加えることができます。)がここに掲載され、ルームメイトを探している側の人から声をかけることができる仕組みになっています。


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上記の画面になっていればルームメイトを探すモードになっています。



今回は家を探すモードについて続けて説明していきます。




ちなみに、メニュー画面の説明も記しておきます。

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画像はドイツ語の設定になっていますが、かっこ書きで一応英語の画面の表記も載せておきますね。

Home(Home)
ホーム画面。ここから都市の選択を行います。

Nachrichten(Messages)
メッセージを取り合った家との履歴を確認することができます。

Favoriten(Favourites)
お気に入り機能で、お気に入り登録した家の一覧を確認することができます。

Profil(Profile)
自分の登録したプロフィールの確認と編集をすることができます。

Kontaktierte Anzeigen(Contacted Ads)
メッセージを取り合った家との履歴を確認をすることができます。
先に出てきたNachrichtenの機能との違いは私にはわかりませんでした。すみません…。

Gesuch Inserieren(Create A Rrequest)
ルームメイトを探している側の人から検索できるように、ここから探している家の条件を細かく入力することができます。

Meine Suche(My Search)
今まで自分が検索した家の条件などをもう一度確認することができます。また、ここから再びその条件で再検索をかけることができます。

Einstellungen(Settings)
設定。アプリからの通知設定や、言語設定もここから行うことができます。

Zu Anbieter wechseln(Switch to landlord)
このボタンから、それぞれ家を探すモードとルームメイトを捜すモードを切り替えることができます。


希望の条件を入力する

そしていよいよ検索の仕方ですが、
Home>住みたい都市を選択>右上の▼のようなマークをタップ>希望の条件を入力して検索

という流れになります。


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住みたい都市を選んだあとに、右上に出てくる▼のようなマークをタップすると、条件の入力に進めます。

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Kategorie(Category)
カテゴリー。ここから住みたい部屋のタイプを選ぶことができます。

WG-Zimmer(Flatshare)
シェアハウス(シェアルーム)

1-Zi-Wohnung(1 Room Flat)
ワンルーム

Wohnung(Flat)
一人暮らし用の部屋(?)

Haus(House)
一軒家。一戸建て。
こんなの賃貸で見つかるの?と思うかもしれませんが、以外と中心地を外れると大きい一軒家を借りることもできるようです。


Mietart(Rent Type)
借りる形態、種類。ここから借りる期間の種類を選ぶことができます。

alle Mietarten(All rent types)
借りる期間の指定をせずに探す場合はこちらを選択します。

unbefristet(Long term)
無期限の住居。長期的に借りる場合はこの種類がいいかと思います。

befristet(Short term)
期限付きの住居。短期滞在や、自身の滞在期間とちょうど会う場合はこの形態の住居の方が安く借りられます。

Übernachtung(Overnight stay)
宿泊。超短期滞在の場合はおそらくこちらを選択します。
個人的には超短期ならホテルでいい気がします…。
わざわざ家を見つけてしまうと契約などがとても面倒なので。


Max.Miete:Egal(Max.Rent:Any)
家賃の上限を設定できます。設定する場合にはスライダーを右にスライドして上限を決めます。
特に指定しない場合は、スライダーは1番左に寄せたままEgalの表示になっていればそのまま検索することができます。

Min.Größ:Egal(Min.Size:Any)
部屋の最低サイズを設定できます。設定する場合にはスライダーを右にスライドして部屋の最低サイズを決めます。
特に指定しない場合は、スライダーは1番左に寄せたままEgalの表示になっていればそのまま検索することができます。


EINZUGSDATUM(MOVE-IN DATE)
入居と退居日の希望が設定できます。

Frühestes Einzugsdatum(Earliest Move-in Date)
入居希望日

Spätestes Einzugsdatum(Latest Move-in Date)
退居希望日


SUCHGEBIET EINGRENZEN(SEARCH AREA)
家を探している地域を詳細に設定できます。

Stadtteile(Districts)
市町村ごとの検索。ここではリストで表示された市町村を選択(複数選択可)して検索をかけます。

Umkreissuche(Maps/Radius)
探している場所の中心を地図上にピンを立てて、そこから半径何キロ以内の住居を表示…ということができます。スー◯でもあるアレです。
駅にピンを立てれば、駅近の住居や駅を中心とした住居も検索することができて便利です。


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こんな感じ


WEITERE MERKMALE(OTHER DETAILS)
これをタップして更にメニューを表示すれば、上記以上に細かい検索条件を入力することができます。


家を見つける

ここまで入力したらいよいよ検索です。
気になる物件をタップして詳細を見てみましょう。


ここで、1番最初に見るべきは、物件の概要欄に最初に書いてあるWG-DETAILSというところです。

この欄には、募集しているルームメイトの最低条件なども書いてあるので重要です。

例えば、そのシェアハウスが学生限定なのか、就労者限定なのか、女性限定なのかなど。
この種類については、私のブログのこの記事の前編で細かく解説していますので是非合わせてチェックしてみて下さい。
www.moelogmt.work



そして、1番下までスクロールすると沢山アイコンのある欄まで辿り着きます。

ここでは、その住居に備わっているものやそこでできることが記載されています。
アイコン付きなのでなんとなくは解るかと思います。


例えば…


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上記の画像の家だと、

バリアフリー
家具付き
新しいタイプの家で、3階(日本でいう4階)
浴槽、シャワー付き
Wi-Fiあり
ケーブルテレビあり
フラットなフローリング、床暖房あり
暖房あり(ドイツではHeizungという温水暖房です)
駐車できるスペースあり
公共交通利用できる場所まで徒歩1分
その他、洗濯機、食洗機、地下室、地下自転車置き場、エレベーターあり


という物件になります。

※ドイツの階層表記は日本と違います。
EG(Erdgeschoss)というのが日本でいう1階です。
EGより上から1.OG(1 Obergeschosses)、2.OG、3.OG....と数えます。
更に、地下室はKellerと表記しますが、エレベーターの階数表記の場合はUG(Untergeschoss)と書かれている場合もあります。


実際に連絡をとる

物件情報の1番下にKONTAKTという欄があり、ここからその物件の掲載を出した人物と連絡を取ることができます。

吹き出しマークのみの場合は、チャットでの連絡のみですが、電話マークがある場合は電話も選べます。しかし、時間帯が指定してある場合もあるのでよく確認してください。



連絡をとる言語は基本的にドイツ語か英語のどちらかになります。

私は全てGoogle翻訳様にぶち込んでドイツ語でチャットを行いました。
絶対に変になっているところがあったと思います(笑)

でも、家を探している時はとにかく必死だったので、いつから住みたいのか何のためにドイツへ行くのかを伝え、またいつまでその家に住むことができるかを必ず合わせて質問しました。



しかし問題はここから…。

実はこのアプリは企業が物件を掲載しているわけではなく、住人が個人で掲載していることが多いのでなかなか返信が来ません。

せっかく希望の物件が見つかっても、連絡が取れないのであれば住むことができないので、私はとにかく条件に合う所を見つけてはとりあえずメッセージを送りました。

8件ほどメッセージを送って1週間以内に返信が返ってくるのはその半分くらいと考えていた方がいいと思います。

もちろん連絡を取り合ってみてから、記載されている条件と違った!とか、もう先約がいるからごめんね!という断りが入ることもあるので、住める可能性は更に減りますよね。


私も、もうめげずに暇さえあればこのアプリばかりチェックする日々が続きました。



家を探し始めたのが2月の中旬頃でしたが、今の家に住む話が進んだのが4月の上旬頃でした。
それでも普通くらいか、少しラッキーな方だったことに後々気付いたのですが…。

なかなか家探しは大変です。



おわりに

前後編にわけて、ドイツでの住まいの見つけ方について解説してきました。
後編ではWGアプリの使い方がメインになりましたが、もちろんシェアハウスを探す方法はこれだけではありません。

しかし、日本人の掲示板を含めて更新頻度がやはり少なく、本当に今も住む人を募集しているのかな?というような過去のスレッドを沢山見かけます。


また後日、ドイツに渡ってからの住居の手続きや、内覧の委託サービスについて紹介する予定ですので、お楽しみに!


☘この記事のテーマについて追記してほしい内容や、ご質問などありましたらお気軽にコメント下さい。